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2015年9月25日 (金)

Astrosib250RCの調整

 9月20日の撮影の際、光軸不良で撮影を断念したAstrosib250RCの調整を続けていました。

 光軸不良のM27 等倍画像
Light_900s_1600iso_23c_00010cs68006
 直接の原因は多分 これ
Photo
ヘリコイド回転リングの固定ねじが緩んでいました。
Photo_2
 構造を知らないので このねじが緩んでいるとは思ってもいませんでした。以前からバックラッシュが大きくなってきた事には気が付いていたのですが.......

 回転が渋くなってきたので力任せに回したら 右のネジピッチの通りにネジを切ったようになりました。取り外したらコイルバネのような切り子が出てきました。

 ドローチューブの修理をしてから簡単に光軸調整をして撮影してみました。

M1
 2015/09/23 25:03~ 10分 一枚
M1_light_600s_1600iso_23c_00003decs

M45 メローペ
 2015/09/23 25:26~ 15分 一枚
M45x12cs6
 等倍画像
M45_x12cs6800600

 撮影前に極軸をドリフト法で調整しました。
この日はシンチレーションが大きく 250RCのオフアキとPHDで±5″位でしたが、Lodestarの露出時間を2秒にしてガイドを実行したらグラフでは±1.5″位に収まりました。先日のNJPに続きEM500でもドリフト法の有効性を実感しました。
 雲の通過で星がんじんでいます。又ガイドも時々停止、おまけにゴーストが二つも。35RDレデューサーを入れて明るい星を初めて撮りました。対策は無いかも。


 簡単に調整しただけでもこの程度に合わせられるのに、先日はどうしたことでしょう。

 取りかかったついでにスパイダとドローチューブの調整をしました。

スパイダーの直交性を良くするためにベーン 2枚 取り付け穴を0.3mm長穴にしました。
Photo_3
Photo_4
Photo_10

 写真にはありませんが 以前、鏡筒の取り付け穴を長穴にしていました。一カ所だけ更に1mm程広げました。

 治具でスパイダーの中心調整
Photo_5
 鏡筒が弱いので張力を掛けられません。

 センタリングスコープでドローチューブの調整
Photo_6
 ドローチューブ固定ねじ
Photo_7
 鏡筒の取り付け面はパテで下地を調整していてかなりでこぼこでした。
そのでこぼこを調整するために1mm厚3枚、1.5mm厚3枚のワッシャーが入れてありました。パテをナイフで削りワッシャーの位置を試行錯誤しながら、光軸にそうように固定しました。
Photo_8
Photo_9
写真に撮ってみたらまだスパイダーが曲がっています。実写し 確認してから直すかどうかを決めます。多分このくらいは我慢できる? かな。
Photo_11

 この鏡筒は回折光が汚い固体が多いと認識していますが、これでかなり良くなるでしょう。

 
 






 



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コメント

あれ程乱れていた星像が、調整後は嘘のようにまん丸に成りましたね!どうされるかと少々気になってましたが、心配無用でしたね。いやはや、流石、けんちゃさんです!
スパイダーの調整方法も見事ですし、次回撮影時には素晴らしい星像が写し出されることでしょう。これは楽しみですね!

投稿: ちーすけ | 2015年9月26日 (土) 01時31分

けんちゃさん、こんにちは。
おお、一つ一つチューンナップされているのですね。すごいです。
ヘリコイド、私は穴を3箇所開けてピントが決まったら締められるようにしました。それでたわみは多分解消できたと思います。
スパイダーはやっぱり曲がっています。そもそも固定の仕方からして曲がって当然の留め方なんですよね。その点についてはよっちゃんさんの記事で見ましたが、スパイダーの曲線を隠せるパイダーを外から貼るしかないのかなと思っています。
なにはともあれ、良い結果が出ますことをお祈りしております。

投稿: ryojin | 2015年9月26日 (土) 09時24分

さすがです!転んでもタダでは起きない。
今まで以上の星像を求めて。
私だったらヘリコイドの止めネジを直して、めでたしメデタシで終わり。
スパイダーの直角を測定する治具まで製作されておられるとは。
それを思いつく、けんちゃ様のアイデアが凄い。
どこかのブログで見た記憶があるのですが、スパイダー解析の十字の間の細かい光条の乱れは光路上のビスなどによってもできると。
ナベビス部分を座ぐり、サラビスや皿キャップに替えられては?
いずれにしても、次回は今まで以上に綺麗な画像が期待できますね。
こちらも楽しみになってしまいます。

投稿: ecl | 2015年9月26日 (土) 18時40分

ちーすけさん
 センタリングスコープでの調整はRCには最適ですね。これで調整するだけでほぼ納得できる星像になります。それなのに先回の画像は何だ?.....

今回のM1の画像では左側の星像に赤い色収差が出ています。なのでまだ駄目ですね。

投稿: けんちゃ | 2015年9月26日 (土) 19時31分

ryojinさん
 ドローチューブのたわみは私の場合影響は少ないと思っています。ピント移動も少ないので固定もしていません。今回はネジが緩んでドローチューブを指で押すと前後に2mm位楽に動いてしまいました。光軸調整でも失敗し、ピント移動と相まって残念な結果になりました。

 スパイダーをマスクする方法は知っています。穴位置が不整列な事を知ったからには直さないと往けない...ってな次第です。鏡筒側は2カ所、一つは2mmm、もう一つは5mm位広げました。
 多分、良い結果を得られると思います。ただ色収差を均等にするために実写での微調整は必要かと思います。

投稿: けんちゃ | 2015年9月26日 (土) 19時42分

eclさん
 転んで骨折するのはもうご免。

 主鏡の再メッキをしたいと思っていたのでついでに分解してみました。ただ主鏡を外すところまではしませんでした。再現性は良いようです。

 治具はイプシロン180EDのスパイダ調整でも作りました。糸張りではセンタ出しが難しいと思って、それにレーザーで切断するだけですから簡単です。

 輝星の光条が汚いですね。これはきっと副鏡固定ビスの頭かも知れませんね。仰るとおりビスの交換が有効かと思います。遮蔽が大きくなりますがビスの頭の高さ分円形のマスクを入れれば綺麗になるかも知れませんが、これはまあ良いことにします。髭状の鋭い回折光がイプシロンでもスパイダー以外のところで出るんですよ! それも片側の端にだけ。なかなかその原因を見つけられません。

投稿: けんちゃ | 2015年9月26日 (土) 19時58分

凄いスキルだな~、俺は光軸調整、まだ不勉強で怖くて出来ません。

投稿: njp | 2015年9月26日 (土) 23時52分

njpさん
 必要に迫られてですよ、やらなくて良い鏡筒にすれば良かったと思っています。FS60CBで改めて思いました。イプシロン180EDは丸三年満足な撮影が出来ませんでした。

投稿: けんちゃ | 2015年9月26日 (土) 23時58分

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