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2012年10月22日 (月)

まだ続く光軸調整

 これは20年くらい前に国際光器から買った光軸調整用の3本セット「Tectron 1.25” Collimation Set」です。写真にはありませんが十字線を張った SIGHT TUBE があります。


Tectron1 Tectron 鏡が見えるものが「 Cheshire type」と言われているものだと思います。(オートコリメーターでした)穴が一つしかありませんがCATSEYEで言うところの「INFINITY XL」かな。

 上の長いのは、レーザーコリメータに改造してしまいましたがCATSEYEのBLACK CATのようでした。的の様に見える紙の下は45°の鏡です。左のポインタのあるところにのぞき穴がありました。当時はその使い方を知らないで、又MT200には、無くてもそこそこ光軸は合わせられたと思います。

 今、εの光軸調整に完全に嵌まってしまって、その有用性が分かりました。そこで代替品を作りました。Blackcat Blackcat1
 廃物利用で中程の3っつの小穴は不要です。CATSEYEから買うとき望遠鏡のF値で選択するようです。主鏡のセンターマークの大きさと密接な関係がありました。今、右側の穴が小さい方を使いました。

 BLACKCATでのぞきその内径に主鏡センターマークを、主鏡の押し引きネジで正確に合わせます。これで主鏡の傾きやセンタリングを調整します。Chasya2
中心がぼけて見える所は斜鏡のセンターマークです。ほぼ合っていますがまだだめです。

 これは Cheshireで覗いたところです。 Cheshireの鏡と主鏡の合わせ鏡なので、センターマークが2回反射、3回、4回~N回と多数見えます。それが一つに見えるように斜鏡を調整します。ほぼ合ったところで主鏡の調整、これを数回繰り返します。Chasya
 INFINITY XLKだとこの確認が更に容易に分かるようです。

 この調整を終えたところでEOS60Dノーマル機で撮影してみました。60d  四隅ともかなり良く合っています。少なくても私のε-180EDでは最高の出来映えです。

 このようにBLACKCATの威力は”絶大”だと思います。今まで主鏡を外してレーザーでセンタリングと斜鏡の位置合わせをしていたときよりもすばらしい精度で再現性が確認できました。

 この状態でCDS-600D(スケアリング調整をやり、良かったつもりの)の画像です。600d  かなり悪い、いままで撮影してきた状態とほぼ同じですが。

 CDS-600Dのスケアリング調整のやり直しです。もしかして冷却DXの時から何回となく光軸調整をしてきましたが、スケアリング不良のためにかなり遠回りしていたかもしれません。

 今回斜鏡の回転微調整がやりやすいように、ちまたで言われているようなワッシャーを入れました。これでネジを押しても斜鏡が回転しなくなりました。Photo
座金Photo_2

 ついでにスパイダーの直行を確認してみました。Levelr Levell
 厚紙で直角定規を作って安易な調整をしました。Angle

 調整前M45_600d 左上の回折光が割れて見えます。

 調整後M4560d 露出時間が違うので、なんとも言いがたいですが...割れは無いようですが、幅が広がり、先が少し太くなったようです。

 スパイダー同士の直角だけを観ていたので一直線上に無くなったようです。もっとしっかりとした定規を作ります。

 これだけやるのにスパイダーの取り付け穴を広げる必要を感じました。


 今回、調整してみて、斜鏡のセンターマークから外れてきました。周辺減光にどのくらい影響が出るのでしょう。又、オフセットされていることがフラット画像にどのように現れてくるのでしょう。ステライメージで見たときに中心から均等になるのでしょうか?それとも偏芯して遮蔽されているのでやはり偏ったグラフになるのでしょうか?....私は偏ると思うのですが...。
 







 

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コメント

初めまして。訪問履歴より寄らせていただきました。

光軸調整は色々悩みますね。
何年も光軸調整で悩みましたが、CATSEYEのシステムを使うようになってやっとストレスから開放されました。かなりな精度まで調整できますし、慣れてしまえば主鏡、斜鏡を0からセッティングしても、15分もあれば調整できてしまうのは楽です。(ドブソニアンを使っておりますので、観望地では毎回調整が必要になっています。)

私は眼視専門で写真用鏡筒を触った事がありませんが、眼視用よりシビアな調整が必要になるんでしょうね。

投稿: じ~ | 2012年10月23日 (火) 16時58分

じ~さん、
 コメントありがとうございました。
じ~さんや、毒を~、UTOさんなど多数、参照させて頂きました。

 BLACKCATの使い方、意味が分からないでいたことがお陰様で良く理解できました。また Cheshire collimationで検索していたら Jhon Reed さんのHPにたどり着き大変便利なシミュレーションスクリプトがありました。

 MT200で眼視していた頃は問題視していませんでしたがεで撮影してみて、そのクリチカルさに驚いています。

 これからもじ~さんのサイトを参照させてもらいます。ありがとうございました。

投稿: けんちゃ | 2012年10月23日 (火) 19時33分

catseyeが欲しいのですが、どうやったら入手できるのでしょうか?
個人輸入には自信がありません・・・。

投稿: もっちゃん | 2012年10月23日 (火) 21時30分

もっちゃんさん
 私もCATSEYEを欲しいと思いましたが、εは2インチサイズが使えないので、古いものを活用しました。

 購入はじ~さんも書いておられましたが、今は個人輸入しか無いようです。

 何度か個人輸入していますがPAYPALを利用すると安心して支払いが出来ると思います。PAYPALを先に登録しておきます。

 故障など問題が起きるような品物では無いので、あとはadd cart ワンクリックで済んでしまいます。英語が堪能ならもっと良いでしょうが、私はYAHOO翻訳で、全て済んでいました。

 この際、挑戦して見てください。
あと、個人輸入代行業者があります。もしかして国内の販売店に代行を頼むとか。

投稿: けんちゃ | 2012年10月23日 (火) 21時48分

けんちゃさん、こんにちは。
さらに追及されてますね!修正治具を自作されるあたりが、なんとも凄いです。

私が間違って覚えているのかもしれませんが、けんちゃさんが自作されたのが、いわゆるCheshireで、テクトロンの内面が鏡のものがオートコリメーターと思います。

私もCATEYEのINFINITY XLが欲しかったんですが、面倒だったので、京都のKKに取引のあるAstroSystemsのオートコリメータを頼んでみました。案の定簡単に取り寄せてくれましたし、それほどボラれなかった気がします。

斜鏡のスケアリングの微調整まで確認出来る2個穴のINFINITY XLは便利かとは思いますが、レーザーでしっかり主教センターマークを当ててやれてれば、後は普通のオートコリメータでの主鏡のスケアリング調整で問題なくすべてのセンターマークの反射像を一致させられると思います。
が、これは私のドブF4.5での話です。超短焦点のεではどうでしょうか?

やはり、いまだにINFINITY XLには未練があって、欲しいのですが、私も個人輸入の壁が相変わらず高くて断念してます。
今持ってるオートコリメータにもう一つ穴を開けちゃおっかなぁ~?!

投稿: ちーすけ | 2012年10月27日 (土) 07時51分

ちーすけさん
 ようやく納得がいきました。CheshireCollimater とAutoCollimaterの違いが。ちーすけさんの仰るとおりでした。CATSEYEのサイトでもそう確認いたしました。有り難うございました。

 昨夜、調整した結果を撮影してみたのですが、四隅はほぼ○に成ったのですが、中心が横に長くなってしまいました。主鏡の押さえ方が均一では無いかも知れないので、又バラして調整してみます。

>今持ってるオートコリメータにもう一つ穴を開けちゃおっかなぁ~?!
 鏡はガラスでは無いのですか? 開けられれば良いですね、より確かな調整が出来ますからね。

 1.25インチは小さすぎてマークが良く見えません。それにやはりF値の小さい物はよりクリチカルです。

 http://www.propermotion.com/jwreed/ATM/Collimate/Newtonian_Collimation.html

Jhon ReedさんのRayTrace and Collimation ジャバスクリプトでいろいろと確認できます。
 

投稿: けんちゃ | 2012年10月27日 (土) 14時41分

けんちゃさん、みなさん、こんばんは。

CATSEYEに興味を持たれている方は結構いらっしゃるのですね。
CATSEYEは直接日本に送ってくれますが、やり取りは英語になりますしPaypalが必要になります。

もし自信の無い方は、けんちゃさんがお書きになっているように転送代行業者を使われてはいかがでしょうか?

転送代行業者は何社もありますが、私が直接日本に送ってもらえない物を購入する時はこちらの業者をよく使っています。

http://www.max-express.com/Custom_Personal.aspx?id=7

転送代行(支払いは自分で、発送のみ)だけなら、手数料は代金の5%+日本への送料。
買い物代行(支払い、発送両方の代行)なら手数料は代金の10%+日本への送料。

オレゴンにある業者なので州税もかかりませんし、ヤマトの国際便を扱っていますので送料もEMSに比べて安いです。またこの業者への支払いは日本国内の銀行に口座がありますので、通常の振り込みができます。

依頼を出すとメールで見積もりが届きますので、金額に納得できなければキャンセルもできます。

欠点としましては、この業者のスタッフが、光学関係、望遠鏡関係に¥の知識が無いので、専門的な検品(アイピースのゴミや鏡筒のレンズの状態等)はできません。

何度も使ってますが、対応もそこそこ早いですし私は今までトラブルはありません。

もし興味のある方は検討されてみてはいかがでしょうか?

投稿: じ~ | 2012年10月30日 (火) 03時35分

じ~さん、こんにちは。
 具体的で有益な情報を有り難うございます。参考にして購入される方が居られると思います。

 個人輸入は初めの第一歩を踏み出すのに勇気がいりますね、私もそうでした。クレジットカードへの不安が大きくてPAYPALが使える様になり、対応SHOPが増えてきて買いやすく成った来たと思います。
故障などの対応が不安ですが、それ以外はweb翻訳で意思疎通が出来てしまいます。本当に良い時代になりました。

投稿: けんちゃ | 2012年10月30日 (火) 12時26分

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