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2012年9月29日 (土)

光軸調整の結果

10月2日 コリメータの画像を下に追加しました。 

又光軸調整をしました。昼間の明るいところで何処まで持って行けるか!......今度はかなり納得のいく結果を得ることが出来ました。

2012/09/26 26:27 ISO1600 6分一枚、自宅にて、
ε-180ED CDS-600D センサー温度-8℃ BAADER UV/IRcut OAG9 Lodestar PHD V.1.13.5 EM500、 CS6で現像、SI6.5で周辺減光、被り補正Magatama1web
等倍画像Toubai  
ようやく四隅の星像が同じような形になりました。僅かに放射状に流れています。今まではそれぞれ形が違っていました。

補正レンズのバックフォーカスの事がブログ記事で見掛けますが、このように放射状になるときは、伸ばせば良いのか、詰めれば良いのか、補正レンズの特性で直らないのか、皆目見当が付きません。どなたか教えてください。


 いつもと同じよな手順で光軸調整を進めました。先回、十字線を張った自作アイピースは大変よく分かり斜鏡の原点調整に役に立ちました。

 

主鏡位置を合わせるために又型紙を作り直しました。Photo  
 主鏡位置に置いて、そこにレーザー光線を当てて斜鏡を調整します。2

 それから今回はホットスポットと呼ばれるマークを主鏡に貼り付けました。Hotspot1 とじ穴補強をこのように切りました。かなりラフな切り方です。きっちりと切りたいのですが性分がラフなので。Hotspot22 Hotspot2 Hotspot3  主鏡に替えて、主鏡の位置を横の押しネジでレーザー光線が真ん中になるように調整します。なお、斜鏡はもう最後まで弄りません。

 このように光線が戻ってきます。Modori

今回写真は撮りませんでしたが、私のCheshireアイピースは31.7mmでミラーが小さいです。理由は分かりません(Fが小さい為かな)が、貼り付けたホットスポットシールよりも反射して見える映像が大きく、ぴったりとは重なりませんでした。それでも今までのように主鏡の黒い円の画像よりも中心は分かりやすいです。なので三角でも良さそうです。反射画像が大きいために円形だと分かりにくいかも知れません。

 光軸をここまでするのにおよそ5年を費やしました。そもそも初めて自宅で観たときは良さそうだったのですが、遠征で車に揺られた結果、斜鏡が緩んでガタガタでした。
 タカハシさんがもっとしっかりと固定して出荷してくれていれば、このような苦労をしなくて済んだのに。

 でも、お陰で大分光軸調整法を習得いたしました。これも楽しみ方の一つだと思います。





 はぁ~、これでやっと撮影に専念できる。

追加画像
 オートコリメータから覗いたの画像Hotspot  アイピースのミラー面が焦点位置に無いので反射しているホットスポットの映像がぼけています(多分)。これでもいくつかの映像が重なっています。正確に重ねるためには最後は斜鏡を調整する必要が有りました。

 オートコリメータを挿入したとき、そのスケアリングがとても重要です。アイピースホルダの端面に指で押しつけているときは重なって見えますが、押しネジで固定すると3~4個に見えてしまいます。このことはレーザー光線で調整しているときも同じで、紙を挟んで調整していました。それ以上に大変クリチカルです。

 このビデオ映像は大変良く分かります。

 31.7mm径のコリメータアイピースはやはり小さすぎます。εに2インチサイズのオートコリメータを挿入できるように改造する必要を感じました。

 ステライメージでCDS-600Dのフラット画像の周辺減光を観てみました。

ミラーBOXのケラレが無くたいへん綺麗です。Photo
 

 オートコリメータでの調整がかなり上手くいったと思います。調整後に分かったことですが斜鏡のセンターマークが少しずれていました。斜鏡が主鏡側に寄っていました。光量損失が有るかも知れません。

 



 

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コメント

5年にも及ぶ光軸調整に終止符が打てそうですね。
取り付けたマークが原子力関係の貯蔵所に有るマーク見たいです。
εのような撮影鏡は、素人には手が出せないですね。

投稿: 電球 | 2012年9月29日 (土) 19時27分

いや~、流石けんちゃさん、昼間の調整で、かなり追い込んでますね!さらにそれ以上を求めるようでしたら、オートコリメータを使うって手はどうでしょう。まあ、レーザーにしてもオートコリメータにしても、結局、光軸調整治具とカメラマウントとでガタの無い事の方が大きなポイントなのかもしれませんが。この後、最終的にはカメラで撮影を繰り返しながら追い込んでいくしかないのですか?なかなか手間の掛かる作業でしょうね。難しそう。

投稿: ちーすけ | 2012年9月29日 (土) 21時52分

ちーすけさん
 オートコリメータは名前を聞いたことがありますがどのような装置なのか知りません。

 眼視だけであればおそらくレーザーで合わせただけで中心星像は問題ないレベルに合わせられると思います。εで四隅の星像を整えることは本当に大変です。
 ソフトウェアで周辺減光を観るものがありますが、それも良さそうですがまだ使ったことはありません。オートコリメータでどのように調整するのでしょう? 使えるものなら使ってみたいです。

投稿: けんちゃ | 2012年9月30日 (日) 19時01分

 オートコリメーターですが、レーザーコリメーターに比べて、3~4倍の精度で光軸を合わせることが出来るといわれてます。高倍率眼視観望での実際の使用感からは、その効果は絶大ですよ。レーザーコリメーターだけではダメですね。一方オートコリメーターで合わせると、星像で追い込む余地が、ほとんど無いくらいです。高倍率眼視観望より、さらに精度を求められるかもしれないε等の調整においても、利用価値大では、と想像します。「光軸調整 オートコリメーター」でググってもらうと、以前書いた記事が一番上にヒットしますので、よかったらご覧ください。オートコリメーター自体の写真や、調整中の視野内部の参考写真も載せてあります。

投稿: ちーすけ | 2012年9月30日 (日) 20時36分

ちーすけさん
 オートコリメータの写真、記事参考になりました。私の物も31.7mmサイズですが同じ構造です。これの名前がオートコリメータということを知りませんでした。実際、これが一番良く合わせられます。

投稿: けんちゃ | 2012年9月30日 (日) 21時33分

電球さん
 光軸調整は今有る鏡筒で十分に練習を積めば良いでは無いですか、それからεに発展してください。

投稿: けんちゃ | 2012年9月30日 (日) 22時12分

けんちゃさん
εの光軸調整は大変ですよね。その性能が素晴らしいゆえに非常に敏感のようです。私も4隅で同じ星像になるよう頑張ろうと思っている最中です。けんちゃさんのブログは非常に参考になります。

投稿: 天狼星 | 2012年9月30日 (日) 22時37分

天狼星さん
 本当は調整をしなくて良ければ一番ですが、ここまで難しいとは......一番星さんのは良いですね、まだ一度も分解掃除してないそうです。もう主鏡のセンターマークのペイントが消えかかりました。

 私の光軸調整は論理的では無くて、試行錯誤の結果です。もし調整が必要なεだったらオートコリメータは必需品かも知れません。

 記事の中で書いたのですが、星の形状からその原因を述べているようなサイトは無いでしょうか? いや、天狼星さんはご存じでしょうか?

投稿: けんちゃ | 2012年9月30日 (日) 22時53分

オートコリメーター、お使いだったんですね。いやはや、また釈迦に説法だったようで、失礼いたしました。超短焦点写真鏡の光軸調整はやはり超シビアなんですね。

投稿: ちーすけ | 2012年10月 1日 (月) 17時47分

ちーすけさん
 >釈迦に説法だったようで
いえいえ、そんなことはないですよ!
2009年12月10日の記事を何回も読んでいました。ちーすけさんの記事は全てが論理的で具体的な数値で述べられているので大変参考になっています。...いや、これがなかったら私の試行錯誤が進みませんでした。有り難うございました。

 レーザー光線で合わせてもドローチューブとのスケアリングが甘くて、オートコリメータでは何倍も良く分かることが、よ~く解りました。
 此処まですると、あとはこの(ドローチューブ)先はカメラマウント、およびカメラのCMOSのスケアリング調整が必要な事になると思います。ドローチューブ光軸と斜鏡で反射される主鏡の光軸が平行であれば、斜鏡の角度が何度であろうとも良いことになります。守門星の家の望遠鏡がそうでした。

 ちーすけさんが過去になんども仰っていたことですが、ようやく理解できました。
 ただ、εのマニュアルにあるような、目視で調整を始める場合の前提は、原点は斜鏡から始まり、主鏡の光軸は鏡筒の中心線に平行、斜鏡は45°、ドローチューブは鏡筒に直角でその中心線は光軸に平行....を目指したほうが分かりやすいと思います。....最後の微調整にオートコリメータで確認....


 2インチサイズが欲しくなりました。INFINITY XLK!

投稿: けんちゃ | 2012年10月 2日 (火) 12時26分

以前のブログ記事、全然論理的なんかではありませんし、数値的記述なんてあったかな?ですが、多少でも参考にしていただけたなら、光栄至極です。基本、けんちゃさんには教わることばかりです。こちらこそ、いつもありがとうございます。こちらのブログを拝見して勉強させてもらってます。いつの日か撮影派の門を叩く時には、どうか一つご指導くださいませ。

鏡筒の光軸を合わせたら、次はカメラマウント~カメラの軸(撮像素子の直交)が問題なんですね。こりゃ敵わんです。けんちゃさんのように機構を理解し、しっかり使いこなせてる人は、εユーザーの中でもホンノ一握りなんでは!

オートコリメータはニュートン系(ε含)に必須の光軸調整具!とも思いますが、国内では生産どころか販売もほとんど見かけないですね。
>INFINITY XLK!
こいつは、カッコイイっす。

投稿: ちーすけ | 2012年10月 2日 (火) 22時26分

少しずつ、ベテランの方のBLOGを拝見しては知識を摘まんで改善していこうと思います。よっちゃんさんやsyoshi-さんなどが目標です。

是非、星の撮影にも加わってください、そうして合間に時間に観望をさせてもらえるとうれしいです。ようやく撮影の間にゆとりができて、パソコンばかり眺めていなくても良くなりました。樽口峠は楽しかったです。

今、パソコンを作り直しているところです。アプリのインストールが大変、たった今、メールソフトをインストールしました。

投稿: けんちゃ | 2012年10月 3日 (水) 00時47分

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