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2012年2月26日 (日)

フラット補正の続き...自分用のメモ

2011/9/24撮影のM31をSI6だけで再処理しました。以前の処理に比べて微恒星の数が増えています。

M31wbsun1

2011/9/24 23:08~ ISO1600RAW 420秒×2枚、600秒×6枚 LPS-P2使用 ε-180ED NJP-MTS-3SDI+ KissDX冷却改造 気温高め

 今回撮影のダークファイル、フラットファイル、フラットダークファイルはカメラ温度-10℃でした。フラットファイルはLEDのトレース台を用いてISOだけを合わせて撮りました。撮影時と温度条件がかなり違いました。

以前の記事はここです。

 星の牧場のこの記事から始まりました。あとT-Fixさんのブログでフラットファイルについていろいろと情報を頂き、かわうさんからは理由を教えて頂きました。

フラットファイルの取得について疑問は解けました。

 これらのことは冷却モノクロCCDをお使いの方には当たり前のことでした。いやデジタル一眼でもステライメージの手順通り行って居れば何も問題は発生しなかったでしょう。

KissDNのときはダーク引き必須でしたから、フラット処理をSIのコマンドでやってもあまり影響は無かったかもしれません。きっと。

KissDXの冷却改造品はノイズが少ない→ダークを引かなくても良いかも...と私が思っていたことから全ては発生していました。

 私の場合、KissDX冷却改造カメラでは

1:ライトフレーム(天体画像)の撮影。

2:ライトフレームと同条件(露出時間、ISO、カメラ温度)で遮光してダークフレームを多数枚撮影し、加算平均したフレームをライトフレーム用ダーク補正ファイルとする。撮影した各ダークフレームは削除する。

3:フラットフレームをライトフレームと同じ機材(同じISO、同じカメラ温度)でライトフレームと似たようなレベルで多数枚撮影する。このときカラーバランスは意識しない。加算平均してフラット補正用ファイルとする。各フラットフレームは削除する。

4:フラットフレームと同条件で遮光してフラットフレーム用のダークフレームを多数枚撮影、加算平均してフラットフレーム用ダーク補正ファイルとする。各ダークフレームは削除する。

5:ステライメージでファイルを開くから撮影画像を選択(コンポジット枚数分)、ダブルクリックで読み込み設定画面が開く。ベイヤー配列をチェックして-OK。枚数分の画像が開く。

6:バッチ-共通ダーク/フラット補正から

上から順に

1:ライトフレーム用ダーク補正ファイルを指定

2:フラット補正用ファイルを指定

3:フラット補正用ファイルのダーク補正ファイルを指定

OK-実行

フラット処理を成功させるにはこの三つのファイルの指定は必須です。

これによってフラットファイルのレベルあわせが不要になります。

バッチ-ホットピクセル除去(マニュアルの記述から、デジカメではクールピクセル除去は不要らしい)

そのあと、設定でワークフローを選択-記録開始しておく。

画像-ベイヤー.RGB変換→変換結果が良ければ→ワークフローに追加→必要と思われる処理をワークフローに追加しておくとバッチで実行できる。

ワークフローを記録終了→バッチ実行で多数枚の現像処理が出来上がる。(ワークフロー機能は便利)

あとはコンポジット(私の場合は常に加算)して適当に画像処理に持ち込む。

私のステライメージの処理は以上の手順で納得のいく処理となりました。

よっちゃんさん、T-Fixさん、かわうさん、有り難うございました。

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天体撮影」カテゴリの記事

コメント

フラット処理のM31、背景が綺麗ですね。
撮影にいたるまで時間も掛かりそうですし、これはもう、「自分用のメモ」にして
置くのは勿体無いので、私のSI6の手順と合わせて保存版にして、プリントアウトして置きます。
現像処理に使う、ガイド撮影での撮影画像を撮らないと・・・。(笑)

投稿: 電球 | 2012年2月27日 (月) 10時48分

電球さん
 綺麗になったでしょ! よっちゃんさんのBLOGの一行で!
周辺減光や、カメラのミラーボックスのケラレなどで散々苦労していました。手間を惜しんだ為にです。それがあの記事のお陰でフラットフレームの撮影が簡単になりました。SI6の手順通り実行するだけで綺麗になりました。ダーク、フラット処理は簡単です。と言えるようになりました。

 このM31は以上の処理と光害の傾斜カブリが有ったのでSI6の周辺減光補正のカブリを直線で補正しました。あとは何にもフィルターは掛けていませんし、シャープ処理もしていません。

 電球さんは撮影チャンスはこちらの何十倍もある訳ですからガイド撮影を成功させて、画像処理までもっていってください。

投稿: けんちゃ | 2012年2月27日 (月) 11時04分

けんちゃさん、詳しい手順をありがとうございました。風邪でダウンしていてコメントが遅くなり申し訳ありません。
けんちゃさんが処理されたM31、馬頭、M42の画像をダウンロードさせていただき彩度100%強調したりコントラストを極端に上げて拝見しました。
このテストをするとほんの少しでもフラット処理がうまく行っていないとむらが見えるのですが、3画像ともほぼ完璧ですね!
デジカメでレベル合わせをしないフラットを使い完璧なフラット処理を成功されたのは(スカイフラットを除けばですが)私が知る限りけんちゃさんが初めてです。これは革命かもしれませんね!

フラット、ダークも50枚!も使われていたのですね。ますますデジカメでも多数毎のダーク、フラットならレベル合わせをしないフラットで大丈夫との感を強くしました。
手順を拝見すると明るさは大体あわせているとの事ですがこれは違っているとやはりムラが出てしまうのでしょうか?
またフラットの撮影時温度もライトフレーム撮影時温度に合わせているとの事ですがこれは違うとまずいでしょうか?(もちろんフラットとフラットダークの温度は一致させる必要があると思います。)
どちらも冷却CCD では違っていても大丈夫と言われている事なのでデジカメではどうなのか凄く気になります。しかし以前はフラットのISO感度も合わせなくて良いと言われていたのが覆された事があるので合わせなくてはいけない可能性も有りそうと思えます。

余談なのですが、私も冷却DXではダーク減算をしていませんでした。その場合はRGBの輝度レベルを256階調中誤差10以内に収めないとけんちゃさんの行ったフラット処理レベルになりませんでした。これを実現するにはRAP2のベイヤーマージで10以内に合わせただけではまだ不十分で多数毎の色温度変換フィルターを重ね光源の色を当日の空の色に変えるしかなかったんです。(スカイフラットが合いやすいのも空の色ということかも)
これは想像以上に手間がかかる大変な作業でした。それから開放されるというのはまさに革命ですね!

長々と申し訳ありませんでした。
今一番興味のある話題なので熱が下がった今でも食いついてしまったんです。すみません(^^ヾ

投稿: T-Fix | 2012年2月29日 (水) 17時27分

T-Fixさん、コメント有り難うございます。
 自信のリコメの際、熱があって...と、仰っていたので少々気になっておりました。体力、気力とも復活されたようで良かったです。

 M31など、褒めていただいて光栄です。
馬頭星雲はダークフレーム50枚でしたが後は30枚にしました。一晩で撮り終えないので。その差は分からないほどでした。ただ、10枚ではざらつきが感じられました。私の撮影した天体画像も枚数不足です。これも16~20枚くらいにしてみたいです。

 フラットフレームやダークフレームの撮影温度は馬頭星雲の撮影時とほぼ同じですが、M31はかなり高めの気温で撮ったのでフラット、ダーク撮影時の方が低温でした。M42は同じくらいかな、それぞれ撮影場所が違ううえ、カメラ温度の記録を残していませんでした。これからはカメラ温度を記録しなければならないと思っています。

 M31は9月末でしたがカメラは多分0℃位では無かったかと想像しています。遠征時にカメラの温度計を持っていきませんでした。
 温度は出来るだけ合わせたいと思っています。でも5℃間隔くらいで良いかなと。

 フラットフレームのレベルですが、天体の撮影時、CANON DPPで観ていますが、目視でやや同じ位に合わせました。いつも右側(ハイライト側)よりにしています。
 ISOは縞々の件があるので同じで撮りました。したがってシャッター速度は高速になります。数秒~が良いとか言う記述も読んでいますが、減光が面倒でそのままです。試しにコピー用紙を数枚重ねてみましたが、結果は判別出来ませんでした。カラーセロハンも必要かと思っていましたが、ホワイトバランスの違いでその結果を判別できませんでした。
 
 ISOが違った場合、縞々が出る事の確認はしていませんが、その必要性は無いと判断、同じISOで撮ります。
 
 以上はいずれも「私の場合」です。その違いを判別出来る「目」が有りません。

 ダーク補正ファイル、フラット補正ファイルも全て「RAWのまま」、で行う事が必須だと思います。

 私も今までダークを引かなかった為にフラットフレームの取得に苦しんでいました。

 このように正しい(?)手順でフラット処理が決まると、SI6のデジタル現像やカラー強調をしても不自然にはなりませんでした。多分。このM31はマトリックスカラー強調をデフォルトの値で掛けてあります。SIは色が薄いので今までも掛けた見たのですが、補正が上手くいっていないときは、とんでもなく不自然な色で使えませんでした。

 何回も言いますが、よっちゃんさんの記事が無ければ際限なく苦しんで居たと思います。

 これでフラットフレーム、ダークフレームを自宅で撮れるので安心して処理ができます。

 

投稿: けんちゃ | 2012年2月29日 (水) 18時51分

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